7月30日、31日の2日間、曹洞宗保育連合会主催の保育研修大会が、横浜市鶴見の大本山總持寺で行われ、全国の幼稚園や保育所から約90名の保育者が参加しました。
明星幼稚園からは、3名の職員が参加してきました
大本山總持寺は曹洞宗の本山の一つであり、修行道場としても有名で、雲水
と呼ばれる多くの修行僧が生活をしています。また、敷地面積は約15万坪と大きな境内を擁し、石原裕次郎さんのお墓
があることでも有名です。
総持寺山門
1泊2日の研修では、曹洞宗保育や仏教賛歌、ご法話といった様々な講義の他に、座禅、食事、作務(掃除)など、大本山ならではの生活を過ごしながら、貴重な経験をすることが出来ました
總持寺での生活は、驚きの連続でした。食事では、箸の置き方、器の重ね方等の決まりがある他、私語は厳禁、出されたものは最後までいただき、食べた後はお茶とおしんこで器を洗うなど、様々な作法を学びました
また、朝は3:30
に起床し、20分程度座禅を組んだ後、朝課という朝のおつとめに参加しました。一同に会して『大般若経』を転読する様子には、あまりの迫力に圧倒されてしまいました
朝食後の作務
では、百間廊下という長い廊下の雑巾がけを修行僧と一緒に行いました。1日3回、毎日行っているということで、廊下はワックスがかかっているかのような光沢があり驚きました
講義では、曹洞宗保育に関する講演や、老師様のご法話、仏教賛歌に関する実技、附属の三松幼稚園の見学、放射線に関する講義等が行われました
研修会場へ向かう先生方
様々な講師の先生方からのお話をお聞きし、お釈迦様の教えから、より良い保育の在り方や、保育者として心得たいこと、子どもたちに伝えていきたいことなどを改めて考えることが出来ました
感謝の心、慈悲の心、まごころを持って保育を行うこと、そして、そのような心を子どもたちに伝えていく大切な役割を担っていることを心にとめて、今後の保育に邁進していきたいと、気持ちを新たにした時間でした
1泊2日という短い時間ではありましたが、人間として、また保育者として、少々ではありますが成長することが出来たのではないかと感じます。このような貴重な経験を今後の生活に大いに生かしていきたいと思います